今回は、不動産会社からの依頼。
それも賃貸専門の会社から、物件調査から売買契約書一式の作成依頼。
それってアリ!?お客様は、それで良いの!?
ていうか、嶌田はそういう会社からの依頼も請けるの??
そうお思いになりましたか?
30代で知っておきたい『不動産屋さんに行く前にしておくこと』
後悔させない購入準備コンサルタントの嶌田(しまだ)です。
正直なら不得手のサポートにも回ります
リアルで私を知る方からすれば、賃貸専門会社が中途半端に売買に手を出すことに嶌田は怒りそう、仕事を断りそうだと思うはずです。
普通なら、正解です(笑)
無理な営業をしてくれるな、としか思いませんからね。
しかし今回は、いろいろと確認しておきました。
接客が始まった経緯
お客様に接客担当者が告げるべきことを告げたか
だから、気持ち良くお請けしました。
そもそも、お客様から接客担当者への達(たっ)てのお願い。
『どうしても、貴方に!』
そういうお客様からの信頼、それを築いてきた方の背中を私は支えます。
そのお客様の気持ちに応えるのもプロです。
そのお願いに、担当者は
『私は売買の細かな点はわかりません。至らない点も多く出てくることをご承知いただきたい』
それをスタート時に告げていたそうです。
ヒアリングと物件の造りや仕上げの見極め、案内は賃貸も売買も変わりません。
物の見極めは、社員が個々に磨くものです。
大きな違いは、契約業務(書類作成や進行)とローンの考え方です。
幸い、ローンについてはお客様の事前準備がしっかりしていたようです。
だからこそ、経験が必要な部分である≪担当者選び≫に強いこだわりを持ったようです。
この担当者のヒアリング能力は大変優れているようです。
解説もクロージングも不要なぐらい、提案した物件がお客様の心に一度で刺さりトントン拍子に進んだそうです。
ただ、契約ごとは契約ごと。
担当者が契約することに意味があるのではない。
お客様が困らないように、落ち度のない契約書類と説明がプロの責務。
その重さを会社としても受け止めていらっしゃり、会社の代表から私に依頼がありました。
依頼の翌日、現地へ赴きました。
都心も都心にオフィスを構える会社からの依頼とは思えない関東の奥地。
確かに、ここまで不慣れな土地で不慣れな業務をアウトソーシングしたのは、本当に賢明な判断だと思いました。
優れた経営者とは、こういった判断を瞬時に行えるものです。
重要事項説明書とは街の一員になってもらう書類
後日談ではありましたが、キャンセルの相談が契約前にあったそうです。
その購入者の気持ち、私はよく分かります!!
自宅の購入というものは、円滑に物件購入に至るほど契約直前に不安が押し寄せてくるものです。
私も自宅を購入した際は、契約の前日は心臓がバクバクして眠れませんでした。
『本当に買っていいのか??』
『これから大きな借り入れが、登記簿謄本に記録される形で決まってしまうんだよな・・・』
『ローンの利率、急に上がったりしないかな??』
こんな想いが何度も何度も、頭の中で繰り返されました。
不動産会社に勤めて5年目、何件も売買契約をしてきた身の私でさえも。
今回の担当者は、お客様の不安ごとに耳を傾け、屁理屈なく対応したようです。
そのうえでお客様に≪購入そのものの見直し≫も提案したそうです。
お客様が何に疑問や不安を感じ、それにどう対処したのか詳細に伺いました。
私は本当に、今回の案件のサポートに回って間違いなかったと思える考え方、回答の仕方であることがわかりました。
私が、誰かと仕事を組むうえで求めるもの
それは≪親、兄弟にも同じ対応、回答でお客様に接すること≫
会社の在り方にも、担当者にも、これを感じていました。
すると、その顛末を聞いている中で、お礼を言われました。
『最後に、本当にお客様が納得できたのは、嶌田さんが作ってくれたレポート内容なんですよ!』
私は重要事項をための物件調査、役所調査をする際、当該地と少し離れた地域を歩き比べ、インフラの違いや、街づくりをした時期の違いなどから役所の方に、その地域にどんな想いを込めて土地を整備したのかを調べ、レポートしています。
そのレポート内容と、街に掛けた≪市≫の想いを、電話越しながらお客様にそのまま伝えたそうです。
それを聞いてお客様は電話を切った後、ご夫婦で物件周辺を歩きに行ったそうです。
結果、翌朝にキャンセル撤回の電話をくださったというのです。
不動産業界では、重要事項説明書は読み上げるだけで≪業務の責任を果たした≫ことになります。
その地域に掛けた想いを伝えることまでは、なかなかしてもらえません。
それを私は、寂しく思っています。
サラリーマン時代から、読み上げるのではなく解説までしています。
私のマニアックな報告をきちんと受け止め、伝えられるレベルにまでしてくださった。
この担当者に、私からもお礼を言わせて頂きました。
このブログは、エンドユーザーの皆さんが損や失敗をしないために。
各業界の担当者には『お客様の信頼に誠実な対応で応える一つ』として書いています。
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