損を防ぐ自宅購入の準備として欠かせないものに
保険(生命保険・損害保険)と資産形成があります。
まして、お子さまのことは誰しもが
最も心配であり、最も愛情を形に残したいことでしょう。
でも、ファイナンシャルプランナー(FP)や
生命保険業に携わる専門家など
有資格者だから言えない真実をご存知でしょうか?
有資格者は、SNSやブログなどに真実を書くと
様々な方面から指摘をされ仕事が出来なくなることが
実は沢山あります。
今日は、その一つの「学資保険」。
4つの真実と考え方をお伝え致します。
解説を詳細に書くと色々とありますので
真実の知り方、調べ方を書かせて頂きます。
≪目次≫
●学資保険とは?
●①昔は、なんで学資保険に入る人が多かったの?
●②『学資保険』の名前に隠された目論見
●③本来の目的と使えるタイミングの矛盾
●④経済成長と確定利回りのリスク
●保険の利用範囲の基本
●なんで、専門家は言えないの?
学資保険とは?
「お子さまに教育を受けさせたいと考えた際に
大学の授業料など多額の資金が必要な場面に備えて
出来る限りお子さまが小さいうちに
少しずつ貯めていきましょう」
という保険です。
『備え』だから『保険』で取り扱っていますし
親御さんの健康状態(生命の状態)に
万が一のことがあれば死亡保障が付いています。
現代の返戻率をお調べになればわかりますが
増やすためのものではありません。
貯金の意味合いがメインでしょう。
ただ、『昔と今』の違いや
『名前からのイメージ』と『プランの実態』の不一致
こちらも知っておくと良いと思います。
昔は、なんで学資保険に入る人が多かったの?
今では考えられないかもしれませんが
『確実で安全に増える保険』だったからです。
生命保険の平均予定利率のピークは1985年です。
『平均予定利率』とネットで検索してください。
1985年で年利は何%ですか?
100÷年利(%)で出た答えが
何年後に、掛けた保険料が2倍に増えて
戻ってくるかということです。
(一括払い込みの場合)
金融知識が無くても
これなら預けますよね?
『学資保険』の名前に隠された目論見
TVの視聴率で、こんな言葉を聞きませんか?
『子どもと動物を映せば(視聴率の)数字は取れる』
これは、どこの世界でも同じです。
だから、『学資=子どものため』という名目を
今でも変えていません。
こうすることで加入への動機を強くしているのです。
さらに、日本人は『みんながしていること』
これを好みます。
そのため、これまでの風習、習わし的なことを
継承的に取り組んでしまいます。
保険プランは『商品』なのですから
『自分の考えに適しているか』を
吟味する必要があります。
現代、情報(知識、経験、ノウハウ)を扱う
あらゆるカテゴリーのプロが
最も使っている言葉もお伝え致します。
『無知はコスト』
知らなければ(確実に)損をする、ということです。
だから、『目と耳』を養う必要があるのです。
本来の目的と使えるタイミングの矛盾
では、プランについて見てみましょう。
昔からある基本的なプランは
お子様が22歳を満期としています。
『22歳が満期』・・・
この時点ですでに
『必要な時に備えたもの』であるかどうかは
考えたいものです。
大学は、入る時と在学中にお金が必要・・・
22歳って、これからお金が掛かるのでしょうか?
大学院に進むならわかりますが
多くのお子様はこれから
お金を稼ぐ側の社会人になるわけです。
現在では、様々な年齢を満期にした商品(プラン)が
出ていますね。
例としては、17歳を満期にしたものなど。
高校受験に備えて15歳で一度
まとまったお金が支給されるプランもあります。
そして、17歳で満期となり
引き出せるプランですね。
お子さまが、もっと小さな時に
少額で何度か支給されるプランもあります。
ただ、未だに解約返戻金が100%を超えるプランが
22歳が満期であることに違和感が消えません。
お金は、入口(目的)と出口(使い時)を
常に意識することが大切です。
使いたい時に使えない。
使おうとすると解約扱いでお金が減って戻ってくる。
意味がありませんね。
お客様のためのプランではなく
保険会社都合が強いと見受けます。
学資を考えるならば
学資保険で掛けようと思っていた月々の支払いを2つに分けるのです。
①万が一の時にも学費に困らない死亡保障(掛け捨て)
②純粋な資産形成への積み立て
資産形成をどのカテゴリー、商品で行なうかを学び
例え2年を費やしても、その遅れはまともな金融商品なら1年で取り戻せます。
そして、2年目以降、ずっと学資保険よりも多くの恩恵を受けられます。
とは言っても、2ヶ月ほど2週に1回
投資カテゴリーを変えてセミナー参加をする努力は必要です。
お金について見えてくるものがあるまで受けることをオススメします。
本を読んで学ぼうとすると
たった一つの投資カテゴリーに
多くの時間を取られ過ぎます。
あまりオススメしません。
それと、セミナーの後に参加者に決断を迫る(クロージングしてくる)会社は
まともな会社ではないという物差しにして参加しましょう。
学ぶと決めたら、学ぶだけで良いんです。
断る覚悟で参加するぐらいが丁度良いでしょう。
絶対的注意点
不動産投資を資産形成の一つに入れるのだけは
お止めください。
不動産投資は、投資カテゴリーとしては
4番目か5番目にしましょう。
基盤は、他のカテゴリーで作ってくださいね。
不動産のプロフェッショナルとして
家族を守るための不動産コンサルタントとして
強く、進言いたします。
経済成長と確定利回りのリスク
『保険は、どうやってお金を増やしているか』
考えたことはありますか?
日本国債(国の借金)を買い
その利回りで運用しています。
保険に少しでも詳しければ耳にしたことがある
『変額保険』は投資信託です。
高度成長期は、国債の利回りは10%ありました。
だから、学資保険も増やすことが可能でした。
現在の利回りはいかがでしょうか?
『日本国債 利回り』と検索してみましょう。
保険の運用元が確認できますよ。
保険の積み立てを好まれる方は
『確定した利回り』で安心を買いたいと
思っていることでしょう。
確定した利回りのリスクはお解りですか?
今、行政は物価上昇率何%を目標に
頑張っていますか?
実現できていないから安心??
それは大きな間違いです。
経済を上向きにしなければ
国が破綻するということです。
今の与党の方針が好きとか嫌いとか
そういう一時的な低次元の話しではありません。
世界共通の経済認識の話しです。
物価も利息も上がらないことを喜んでいて
どうするのですか。
将来の為にも上げなければ
子どもたちが苦しむだけだということです。
まして、預けているお金の運用率よりも
物価上昇率が高ければ
お金としての価値は減っているという話しです。
今、100円で買えるものが102円でしか買えなくなるわけです。
お金の価値(チカラ)が足りないから
買えないわけです。
物価上昇率に勝てない≪確定した≫利回りで
使いたい時に自由に引き出せない、使えないのは
貯金以下ですよね?
「月々、保険で払うことでしか貯めグセが付かない」
それなら仕方ありませんね。
でも、貨幣価値は下がっていくリスクは
頭に置いておきましょう。
保険の利用範囲の基本
『保険でお金を貯める』
これを資産形成の中心にするならば
最もお金を損する考え方です。
保険は言葉の通り『保険』です。
万が一の時の為の『権利』にお金を払っています。
権利を維持する・・・
賃料も住宅ローンの返済も
『住む権利』に繋がっています。
つまり、権利とは最低限の保証です。
これを保険に適用させないと
営業マンの口車に乗せられます。
保険には、年末調整がありますね。
そう、税制の利用とバランスです。
控除の枠とのバランスもそうです。
恩恵を受けられる範囲内で
権利という最低限の保証でお金を掛けるのが正解。
生命保険を色々なことに絡ませることも出来ます。
相続税対策で学資保険を絡ませることもあります。
けれど、それは課税対象者であるお爺様やお婆様が考えること。
もしくは、節税のプロフェッショナルが
課税対象者の意識や思考がしっかりされている時に
提案することです。
お子さまのご両親が
ねだるものではありませんよね?
(課税対象者ということは、裕福な家庭です。
お子さまの学資を増えない保険でまかなおうとすること自体
考えにくいですが。)
大事なことは≪最善≫か否かです。
その最適解を見出し計画する仕事が
FP(ファイナンシャルプランナー)です。
なんで、専門家は言えないの?
保険の専門家ということは
保険会社からお金を頂いている身です。
だからこそ、会社、特定の企業やプランを
批難していると取られる文章を掛けないのです。
資格も同じです。
資格とは、団体や組織に属することです。
そこへの不利益は、正論であっても書けません。
だから、直接会っている時にだけ
ホンモノのプロフェッショナルは
真実を話してくれます。
ネット社会ではありますが
ネットの情報だけで『知った気』になっていては
いつまでも損は防げません。
逆を言えば、ネットでは知れない真実を話せるから
≪専門家≫なのです。
学資保険を肯定的にネットに書いているのは誰ですか?
生命保険を扱う『売り子』ではありませんか?
売りたいから肯定するのは当たり前です。
それが仕事だから。
利益を得ている方の情報は吟味が必要
これが今後、将来的に必要な『目と耳』です。
余談です。
独立系FP(保険会社などに属しない方)で
学資保険を≪勧めてくる人≫は
どれくらい居ると思いますか?
『会えたらラッキー』ぐらいの確率です。
会社都合の仕事の提案をしたくなくて
独立系FPになられていますからね。
あなたが強く望まない限り
学資保険は提案されることはないでしょう。
この記事を挙げて、1社専属の生命保険業の方に
言われることがあります。
『偏った記事ですね』
…是非、聞いてみて頂きたい質問があります。
世界基準で金融機関の格付けランキングが高く
日本人が好きな≪元本保証≫どころか
150%以上の保証がされている金融商品が沢山ある中で
あなたが、今の会社の学資保険を勧める
≪客観的根拠≫は何ですか?と。
答えられた方、いないんですよね。
それが真実です。
真実は、ご自身が幾人かのFPにご相談に行けば
知ることができます。
行動無くして、損は防げません。
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