離婚がきっかけで自宅を売りたい方のご相談がありました。
ただ、既に不動産会社には相談をしているけれども疑問、不信に思うことがあるというものでした。
離婚による売却は、不動産会社から損をしてしまう提案を受けやすいものです。
損をしてしまう原因がわかり、心構えが出来ていれば、不動産会社選びに失敗はしないと思います。
早く手放したいという気持ちが損を生む
離婚はパートナーへの不信、不満が募っていることは仕方のないことです。
その気持ちが不動産売買に与えるものは、こちら。
早くスッキリしたい
物件への愛着が薄れている
これらは、不動産会社には都合の良い状況であると言えます。
今回は、この両方の心情が強く出てしまっていたことから、不信を生む対応をされてしまったのかもしれません。
それぞれの心情がもたらすものが何かを見ていきましょう。
早くスッキリしたいということは、当然に短期での処分を希望しています。
ですから今回、一か月後には現金で全額手元にお金が入るということで一般の方々への売り出しをしない取り引きの提案がされていました。
これは、一般の方々への売り出しをする時よりも▲30%も安い取り引きとなってしまいます。
不動産売買は時間が掛かるというイメージが未だに根強いからでしょう。
50日もあれば、相場価格で取り引きは十分に行えるのが現実なんですけどね。
転居済み、別居中ということであれば、焦ることなく相場価格での売り出しを不動産コンサルタントとしてはご提案いたします。
愛着の低下は不動産査定を甘くさせる
住んでいた年数ではなく、築年数が20年を超えいる物件ですと自宅といえど価値を期待していない方は、通常の売却でも多く見受けます。
ここに愛着が薄れていると、300~400万円安い査定額を提案しても受け入れようとしてしまうことがあります。
例え、数社に査定をお願いしていても、です。今回もそうでした。
任せる不動産会社を変えることになり、真っ当な相場価格で既に話しが進んでいます。
きちんとした相場価格は一般の買主様もわかってくださるものです。
一生懸命で誠実さをアピールした接客をされると、『この担当者は正直者で、高く売れます!という勢いだけの接客はしないのだろう』と、任せておけば大丈夫という根拠のない決断をしてしまいます。
これが相場価格1,500万円以下の地域の場合、先述しました▲30%での取引方法に絡めて提案されてしまうのです。
今回は室内も実際に見せて頂けましたので、それらをすべて解説させて頂きました。
事態を理解していくにつれ、眼差しも冷静さを取り戻していくのがわかりましたので、所有者として【不動産会社を動かす立場とは何か?価格とターゲット層、売れない販売図面の見抜き方】をお伝えしました。
ご自身の物件のポテンシャルがわかれば、どんなに不動産に不慣れな方でも、これからの売却活動は楽しく思えてくるものです。
ご相談後、いただいたメールには『お陰様で、先日までの諦めの涙が、希望の涙に変わりました。勇気をいただきました。ありがとうございます。』と。
こちらこそ、こんなに評価してくださったことを有り難く思います。
絶対に金銭的損失をしてはいけないとは思いません。
例え損をしても優先したいことは、お客様の価値観、状況により違うものです。
答えを出すための天秤に、きちんと判断材料が乗っているかどうかが大事だと思います。
今回の損の回避額 300万円
依頼料 1万円
※成果報酬ではありません。追加料金はありません。
このブログは、エンドユーザーの皆さんが損や失敗をしない為に。
各業界の担当者には、『お客様の信頼に誠実な対応で応える一つ』として書いています。
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