今回は、相続対策を任されている専門家チームから、お客様のご子息の住まい選びのご依頼。
税金対策は専門家にお任せするとしまして・・・
そのアドバイスとお客様やご子息一人ずつの親御さんへのお考えも尊重した住まい選びとは、どんなものになるのか?
これが今回の私の役割のメイン。
そのうえでの物件提案に当たること。
さすが、弊社のサービスの特徴と私そのものスキルをご理解くださっている方々からの依頼。
お客様が欲しているものと私が得意とすることに差異がなくて助かります。
そもそも弊社は、未公開物件が紹介できるパイプが強いわけでもないです。
王道のやり方で、お金だけではなく気持ちにおいても実益を確実にもたらすことが主義です。
今回は、ご紹介者である資産管理会社と税理士が同席。
資産管理会社の社長とは初見でした。
それでも、事業理念の根底が同じのようで場の空気が1つにまとまっていたのが気持ち良かったですね。
3社の共通点を言葉にするなら『会社の利益より、真実の提供』ですね。
≪家≫に詰め込み過ぎない
弊社では、サービス提案一つにしても住まい選びのコツにしても『これが必要!』というものは無いと思っています。
人間は1人ずつ価値観が違います。
お困りごとも、ご自身で解決できないことも違います。
具体的なことでも、漠然とした抽象的なことでも構いません。
仰って頂いたほうが確実に提供できるものを提示できます。
今回は、将来的にお客様が親御さんを呼び寄せて同居することも視野に入れます。
だからこそ、ご兄弟の親御さんへの想いが交差してしまっているとのことでした。
詳しい内容は明かせませんので、類似したお悩みの時に、必ずと言っていいほど挙げる例え話しがあります。
セミナーでは鉄板トークなんですけどね。
≪お客様の要望≫
戸建てにしたい。
理由は、庭でBBQをしたい。
だから、庭に何坪ほしい。
遠方エリアの方々であれば、お庭を設けられる敷地面積で販売されているので難しい条件ではないです。
ただ、これが東京・千葉・神奈川・埼玉となると予算が合わなくなるケースが多くなります。
想像をしてほしいことがあります。
そのお庭に、一体いくらお金を掛けることになるのか?
年に何回BBQやお庭があるからこそ出来るイベントをするのか?
そもそもBBQをこれまで行う機会が多い家族なのか?ご友人との交流は?
≪お金の使い方の視点を変えてみる≫
半年に1回行なうのであれば、それが『自宅の庭』でなければいけないのか?
1坪いくら借り入れを増やすことになっているのかの確認。
月々の返済で言えば、いくら加算されていることになるのか?
では、その月々のお金を半年間(6回分)貯めて、手ぶらでいけるBBQ会場に行ってみては?
予算に余裕があるならば、ご友人の分を一部でも負担して誘って交友を深めてみては?
お子さんに、ご友人のお子さんと友達になれる機会にしてみては?
そんな視点を持って話し合いをしてみても宜しいのではないでしょうか?
類似の一つとしては、年に1回来るか分からない親御さんの為に1部屋多い住まいを見つけようとするというのもありますね。
これも同じ思考で折衷案を挙げると納得されるご家族が大変多いものです。
このように・・・
『したいこと』と『してきたこと』の照らし合わせ
年間の回数や期間(お子様の年齢等)の想定
この一致をもって家族会議の結果、要望の優先順位が高いならば他者が口を挟む必要はないと思うんです。
その他の条件を見直して予算に合わせていく。
それで宜しいかと思います。
その他にも、こんなお話しを
借り入れ期間への不安と資産形成の並行思考。
議事録とペンディングリストの有用性。
誤解を生まないお金についての話し方とタイミング。
土地の成り立ちと地盤の関係性。
頭金は、次の買い替え時にも好影響は続く。
お金を受け取る側とそれを見るだけの兄弟からの見られ方と対処。
住宅資金の提供の意味と価値の誤解。
住宅購入は、『長期に住む・借入を起こす』。
これらのことから≪生き方の縛り≫を心根に持たれる方が多くいらっしゃいます。
それは、≪自由を得るためにお金を使っていく決断≫の視点とやり方を知らないだけ、なんですよね。
初回ではありましたので、総括として、そんなことを最後にお伝えしました。
すると、同席されていた資産管理会社の社長が本質的に同じ考えを、違う言葉で表現されていました。
「私は、選択肢を減らさない生き方となるように心掛けていますね。」と。
「今回は購入することが、お客様家族にとって良い状況なので推奨していますが、私自身の住まいの状況としては、賃貸で良いと判断して住んでいます。」
弊社ではご相談に来られても、賃貸の方が適切な方に関してはお仕事にならなくても、賃貸を選ぶとメリットが大きいことをお客様の状況をまとめ、理論的に説明します。
言葉にしなくても、こちらのスタンスが伝わったのでしょう。
売り買いであっても、貸し借りであっても、物件を決めたことで1円もお金が入ってこないサービス形態・営業認可の形です。
その意味が伝わったからこそ、ご自身の考えを添えてくださったのだと分かり、とても嬉しく思いました。
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知る努力と、自分で立ち向かう覚悟を。
あなたが、家族を守れる人になれますように。
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