今回は、ペットの飼育が禁止されている賃貸マンションなのに、貸主が犬を飼育しているとのことで弊社にご相談頂き、解決に向かった事例をご紹介致します。
大家だからって、入居者への禁止事項を無視していいんですか?
大家は法人ですし、親御さんに無料で入居(使用貸借)させていますから、賃貸ルールの適用外なんですよ・・・
いやいや、そういう問題じゃないだろ。これ、わかってないな。解決の糸口さえ分かってないんだろうな。物件探しの前に相談した嶌田さんの見解を聞いてみるか。
嶌田竜也
的外れすぎる対応ですね。有り得ないです。根本が同じ判例がありますよ。
その判例では訴える側のプロセスが裁判で有効になる進め方をしていませんでした。結果、長年かかってしまい、弁護士費用もかさんでしまいました。
裏を返せば、勝ち筋が確定した判例です。それを知るところから知識共有しましょうか。
入居者のAさんは物件探しの前に弊社の賃貸相談サービスをご利用くださっていました。
契約書のチェックと解説にも関わらせていただいておりましたので、弊社もその物件とのご縁をつないだ関係者として解決までのフォローアップをさせていただきました。
一つ一つ紐解いていく
嶌田竜也
管理会社の見解は、あまりにも酷い間違いです。
管理している建物内で起きている問題です。下手をすれば裁判沙汰となり、管理会社としても責任を問われ、管理契約を打ち切られることもある事案だという認識がないのです。
危機感のない人間や組織を相手取ると、おもしろいように事態は好転しますよ。
嶌田竜也
さて、大家(貸主)についても見ていきましょう。
今回のケースは貸主が法人(会社)であり、経営者の身内です。
これは問題への対処が遅く、伝達もしにくい問題です。
一般的には、ここにモヤモヤするのでしょう。物事は受け止め方です。
何百万円もお金が取れる事案だと知るのが大事です。
それだけでもストレス状態は変わるものです( ̄ー ̄)
貸主と管理会社が相手になる場合が多いのが賃貸契約です。
それぞれの相手方にアクションをしていきましょう。
管理会社なんて基本的には、管理契約で黙ってても毎月お金をくれる貸主側の立ち位置です。
アクションに余計なほどの感情は必要ありません。むしろ邪魔です。
裁判は恐ろしく感情など個人的な判断材料を切り捨てて進行されます。あれは苛立ちにしか繋がりません。人間相手に訴えかける目論見は捨てましょう。
こういったトラブルは裁判に備えた文章構成でありながら、氣持ちと実情の伝達がコツですね。
こちらに権利と利益があるように、相手方にも権利と利益があることを忘れることなく意見交換を『文字に残す』ようにしてください。
弁護士を引っ張り出せれば必勝!
相手方が立てた弁護士が先の展開を読んでくれて、弁護士から相手方へ是正の指示が出たのがよく分かります。頭の良い人を相手にすると話が早くて助かります。
嶌田竜也
弁護士って、出て来られると警察でも現れたぐらいにひるむ方が多いですよね。
法を理解し、現状の不当・理不尽を掛け算した追及を相手方に『文字で残して』おけば、相手方の弁護士はなんと、こちら側の弁護に回ってくれるのです!費用は相手方が持つのに。(笑)
こうなった後は一歩一歩、当然の権利を弁護士を味方につけながら話を進めば良いだけです。
今回をきっかけに、同料金でサービスに追加
不動産はご縁の世界です。つないだご縁をなかったことにはできません。住まいへの愛着にも影響しますし、不動産会社や管理会社への業界イメージがマイナスになる一方です。業界のルール自体は、決して悪くない、それが弊社の答えです。悪いのは担当する人間の質の低さ、不勉強なだけです。
プロフェッショナルでもないのに、ユーザーが知らないのを好都合として不適切な対応をしているに過ぎません。
担当者がダメでもユーザーが賢ければ必ず巻き返せる、それが不動産です。そこで・・・
嶌田竜也
下記のご相談サービスにアフターフォローとして、トラブル対応において管理会社の動きが悪いときの要望の伝え方、指示の出し方などをバックアップします。弁護士法第72条により、お客様の代わりに相手方と話をすることはできません。
なによりも、こうしたトラブルの解決には根本的な法の理解が必要であり、この知識が驚くほど暮らしの中での不当・理不尽を解消できるものとなります。
知ることのおもしろさ、知って考える価値を経験に換えていただきたいとも考えております。
トラブルに備えて部屋探しからサポートしてほしい
今回のお客様が利用していたサービスが、こちらです。
ご縁をつないだからこそ、アフターフォローとしてトラブル解決にも当たらせていただいています。
このサービスは、単純に物件を紹介するものではありません。むしろ、これだけネット情報が早くなった昨今ではご自身で探したほうが良いです。物件探し前のセッションや知識提供がサービスの根幹です。だからこそ、今回のような場合に弊社が自分ごととして解決に向かってお客様と伴走するイメージでサポートします。
今回のご相談の流れ
まずはご事情説明と、ことの詳細を電話やオンラインで聞かせていただける候補日時をメール!
すぐに必要な知識となる資料を揃えます。打ち合わせ日時を確定させましょう。
解決までの道のりも初回打ち合わせで提案します。
2014年の設立から、解決ルートを外したことも負けたこともありません。
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